【聖書通読 第32週 6日目】神様の声を聞き交わりの中で信仰を燃やす(第一サムエル3章&第一テサロニケ3章) 

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【聖書通読 第32週 6日目】神様の声を聞き交わりの中で信仰を燃やす 

静寂の中で合わせる「天の周波数」と、魂を燃やし続ける「交わりの薪」
聖書通読第32週の6日目です。今日は、霊的な暗闇の中で神様の微かな声に耳を澄ませる幼いサムエルの姿(旧約)と、苦難の中で互いを励まし合い、共に信仰の火を燃やし続けるパウロと教会の美しい絆(新約)について味わいます。

【旧約聖書】第一サムエル記 3章 —— ノイズを消して、「天の周波数」に合わせる

第一サムエル記3章は、「そのころ、主のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった」という、非常に重苦しい一文から始まります。祭司エリの息子たちが堕落し、国全体が神様から心が離れていた「霊的な暗黒時代」でした。 しかし神様は、その暗闇の中で、神殿の片隅で静かに眠っていた幼いサムエルに声をかけられました。サムエルは最初、それが神様の声だと分からず、エリに呼ばれたのだと勘違いして何度も彼のもとへ走ります。三度目にしてついに、エリはそれが神様の声だと気づき、サムエルにこう答えるよう教えました。
「主よ、お話しください。しもべは聞いております。」(第一サムエル 3:9)
ここで、「古いラジオのチューニング(周波数合わせ)」を思い浮かべてみてください。 昔のダイヤル式のラジオは、周波数が少しでもズレていると「ザーッ」という激しい雑音(ノイズ)しか聞こえません。しかし、ダイヤルをゆっくりと回し、放送局の電波とピッタリ合ったその瞬間、雑音は消え去り、アナウンサーのクリアで美しい声が部屋に響き渡ります。
当時のイスラエルは、人間の欲望や自己中心という「ノイズ」が大きすぎて、誰も神様の声(周波数)にダイヤルを合わせていませんでした。 現代の私たちも同じです。毎日、スマホの通知、ニュース、仕事のプレッシャー、将来への不安という「巨大なノイズ」に囲まれて生きています。心が雑音でいっぱいの時、私たちは神様の静かな声を聞き逃してしまいます。 だからこそ、私たちは意識的に立ち止まり、心のダイヤルを神様に向ける必要があります。「主よ、私は今、世の中のノイズを消して、あなたに周波数を合わせます。どうぞお話しください」というへりくだった姿勢を通してのみ、私たちは暗闇を照らす「神様の確かな御声」を受け取ることができるのです。

【新約聖書】第一テサロニケ人への手紙 3章 —— 暖炉から転げ落ちた「一本の薪」

神様との縦のつながり(声を聞くこと)の重要性を旧約で学んだ後、新約聖書ではクリスチャン同士の横のつながり(交わり)がいかに命綱であるかが語られます。
パウロは、激しい迫害の中に残してきたテサロニケの教会の安否が気になり、心配で夜も眠れないほどでした。「もし彼らが迫害に耐えきれず、信仰を捨ててしまっていたらどうしよう」と、耐えきれなくなったパウロは、愛弟子テモテを遣わします。 やがてテモテが戻り、「彼らは苦難の中でも信仰と愛を失わず、パウロを慕って固く立っている」という最高の朗報をもたらしました。その知らせを聞いた瞬間、パウロは喜びを爆発させてこう叫びます。
「あなたがたが主にあって堅く立ってくれるなら、今、私たちは生き返る思いだからです!」(1テサロニケ 3:8)
ここで、「暖炉で赤々と燃える薪(まき)」を想像してみてください。 暖炉の中で、何本もの薪が身を寄せ合って燃えている時、その火は非常に強く、部屋全体を温めます。しかし、そこから火のついた薪を「一本だけ」トングで取り出し、冷たい石の床にポツンと置いてみてください。最初は赤く燃えていても、一人ぼっちになった薪はあっという間に火が消え、冷たい灰になってしまいます。再び燃え上がらせるためには、その薪をもう一度、燃えている仲間の薪の中に戻してあげるしかありません。
クリスチャンの信仰も全く同じです。私たちは決して、一人ぼっち(一本の薪)で信仰の火を燃やし続けることはむずかしいことです。迫害や困難という冷たい風が吹く時こそ、「私はあなたのために祈っているよ」「あなたの信仰の姿に励まされたよ」という知らせを送り合い、互いに身を寄せ合う必要があります。テサロニケの人々の揺るぎない信仰の知らせは、パウロという偉大な使徒の心にさえ、再び熱い命の火を燃え上がらせる「恵みの薪」となったのです。

今日の神様からの奨め —— 静まる時間と、励ましを届ける勇気

私たちは忙しい毎日の中で、つい神様の声を聞き流し、自分の力だけで人生の問題を解決しようと孤独に戦ってしまいがちです。
今日、神様はあなたにこう優しく語りかけておられます。 「世の中の忙しいノイズを少しだけ消して、わたしの声に耳を澄ませなさい。そして、あなたが受け取った温かい愛の火を、孤独の中で冷え切っている誰かに分けてあげなさい。」
今日、たった5分でも構いません。テレビやスマホの画面を伏せて、静かに目を閉じ、「主よ、お話しください。私はあなたに心の周波数を合わせます」と祈る時間を作ってみてください。その静寂の中で、神様は必ずあなたに平安を与えてくださいます。 そして、もし祈りの中で「最近会っていないあの人はどうしているだろうか」「あの友人は今、大変な状況にいるかも知れない。」と思い浮かぶ人がいたら、あなたの方から短いメッセージや手紙で、励ましの言葉(温かい薪)を届けてみましょう。
あなたが神様の声に聞き従い、誰かのために差し出したその小さな励ましが、相手の心を生き返らせ、同時にあなた自身の心をも最高の喜びで満たす、素晴らしい恵みの一日となりますようにお祈りしています。

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