ジョージ・ミュラー・ハドソン・テーラーから学ぶ【第2回目の『祈りの秘訣』】6回シリーズ
ジョージ・ミュラーやハドソン・テーラーの生涯をたどると、私たちはある「不都合な真実」に直面します。
それは、彼らの祈りもまた、「すぐには答えられないことが多々あった」という事実です。
孤児たちの食事がない、宣教の資金が底をついた、仲間が病に倒れた……。切羽詰まった状況で祈っても、神様は沈黙し、助けの手が届かないように見える夜が彼らにもありました。
しかし、彼らが私たちと違ったのはその「待たされている時間」の過ごし方です。
ジョージ・ミュラーやハドソン・テーラーの【第2回目の『祈りの秘訣』】
今回は、祈りの答えが遅れる時、彼らがどのようにして「確信をチャージ」し、神様への期待を捨てずにいられたのか。その具体的な秘訣を分かち合います。

この記事の目次

② 「期待」を裏切らない神を見つけるまで

1. 祈りの答えが届かない「空白の時間」の正体

祈っても状況が変わらないとき、私たちの心には真っ先に「疑い」が忍び寄ります。
「神様は忘れてしまったのではないか」「私の祈り方が悪いのではないか」「そもそも神様は見ていないのではないか」。
しかし、ジョージ・ミュラーはこの「空白の時間」を、神様が自分をいじめている時間だとは思いませんでした。
彼は、「神様が私の信仰を訓練し、より大きな栄光を現そうとしておられる準備期間」だと捉えていたのです。
答えが遅れるとき、彼は焦って人間に泣きつくことをしませんでした。
代わりに、彼は「沈黙の部屋」へと入り、ある一つのことに集中しました。それが、「神様の性格を黙想すること」です。

2. 「何を」祈るかより「誰に」祈るか

確信が揺らぐとき、私たちは「問題の解決策」ばかりを考えます
しかし、ミュラーたちが目を向けたのは「解決策」ではなく「神様がどのようなお方であるか(神の属性)」でした。
彼らが沈黙の中で自分に言い聞かせていたのは、次のような「神の性格です。
  • 神様は「愛」である: 私に最悪なことが起こるのを、愛する父が許されるはずがない。
  • 神様は「誠実(真実)」である: 一度約束したことを、神様が反故にするはずがない。
  • 神様は「全能」である: この問題を解決する力が、神様に不足しているはずがない。
  • 神様は「知恵」である: 今、答えが届かないのは、神様が「今ではない最高のタイミング」を知っておられるからだ。
彼らは、自分の感情が「神様は冷たい」と叫んでも、聖書が教える「神様の性格」を盾にして、その感情を叩き伏せました。
「私の気分は変わるが、神様の性格は昨日も今日も、永遠に変わらない」この事実にしがみついたのです。

3. 具体的実践:確信をチャージする「属性の祈り」

もし、あなたが今、祈りの答えを待ちわびて疲れ果てているなら、具体的な願い事を一度脇に置いて、以下の「確信チャージ法」を試してみてください。
  1. 「神のカタログ」を開く 聖書から、神様の性格を表す言葉(例:良き羊飼い、慰めの主、万軍の主)を探し出します。
  2. 性格を宣言する 「神様、あなたは私の必要を知っておられる慈しみ深い父です」「あなたは一羽の雀さえ養われる誠実な方です」と、声に出して神様の性格を認めます。
  3. 過去の「領収書」を確認する これまで神様が助けてくださった経験(過去の答え)を思い出します。「あの時も助けてくれた神様が、今回だけ見捨てるはずがない」と、過去の証拠を自分に突きつけます。
ミュラーは、祈りの答えが届くまで、この「神様の性格への信頼」を深める作業を繰り返しました
すると、不思議なことに、状況は変わらなくても心の中に「もう大丈夫だ」という根拠のない、しかし確かな平安(確信)が満ちてくるのです

4. 「裏切らない神」を見つけるまで動かない

ハドソン・テーラーは、中国宣教の過酷な試練の中でこう言いました。
「神の真実さは、私たちがどれだけ揺れ動いても、決して揺らぐことはない。
私たちは神を信頼しているのではない。神の真実さに寄りかかっているのだ。」
彼らにとって祈りとは、神様を説得して何かをさせる作業ではなく、
「神様は絶対に私を裏切らない」という確信の場所に、自分の魂が着地するまで待つ作業でした。
答えが遅れているのは、神様があなたを拒絶しているからではありません。
あなたが「神様の性格」という、何よりも固い岩盤の上にしっかりと立つまで、神様が待ってくださっているのです

5. まとめ:沈黙は「神の誠実」を味わう時間

祈りの答えが届かない夜、あなたは一人ではありません。
その沈黙の中で、神様はあなたをじっと見守り、あなたの信頼が深まるのを待っておられます。
焦って自分で何とかしようとする手を止め、静まりの中で告白してみましょう。
神様、あなたは愛であり、真実な方です。私の理解を超えて、あなたは今も最高の方法を準備しておられます
あなたが私を裏切るはずがないことを、私は知っています。」
この「神様の性格への居直り」こそが、ミュラーやテーラーを支えた、最強の確信の源なのです。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事