【聖書通読 第21週4日目】真の預言者の約束と、妨げられることのない福音の前進(申命記18章・使徒28章)

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【聖書通読 第21週4日目】真の預言者の約束と、妨げられることのない福音の前進

説明文: 申命記18章は、占いや魔術を退け、神が遣わす「真の預言者(キリスト)」の言葉に聞き従うべきことが語られます。一方、使徒の働き28章では、ついにローマに到着したパウロが、鎖につながれながらも大胆に福音を語り続ける姿が描かれます。神の言葉がどのようにして人々に届けられ、歴史の中で力強く前進していくのかを味わいましょう。

【旧約】申命記 18章 解説

申命記18章は、神の民が霊的に健やかな歩みをするための重要な指針が語られている章です。

まず前半では、祭司やレビ人が受けるべき正当な分け前について記されています。彼らは他の部族のように土地を相続しない代わりに、民がささげるいけにえや初物がその生活を支える糧となりました。これは、彼らが日々の生活の心配をすることなく、神への奉仕に専念できるようにするための、神が定められた美しい支え合いの仕組みです。

続いて、約束の地に入る民に対して、異邦人の忌むべき風習を絶対に真似てはならないと厳しく警告されます。占いや魔術、まじない、死者に伺いを立てるような行為は、目に見えない力で将来を知ろうとしたり、運命を自分の思い通りに操ろうとしたりする不信仰な欲望から来るものです。神の民は、そのようなオカルト的な力に頼るのではなく、ただ生ける神のみを信頼して歩む「全き者」であることが求められました。

そして後半には、旧約聖書の中でも極めて重要な救い主の預言が登場します。モーセは人々にこう語りました。

「あなたの神、主は、あなたのうちから、あなたの同胞の中から、私のようなひとりの預言者をあなたのために起こされる。彼に聞き従わなければならない。」(申命記 18:15/新改訳)

この「ひとりの預言者」こそ、やがて来られるイエス・キリストを指しています。神が語っていないことを勝手に語る偽預言者を見分け、神が遣わす真の預言者の言葉にこそ正しく聞き従うことの重要性が、ここで力強く教えられているのです。

【新約】使徒の働き 28章 解説

使徒の働き28章は、エルサレムから始まった福音宣教の歩みが、当時の世界の中心であったローマへとついに到達する、感動的な最終章です。

難破の危機を乗り越えてマルタ島に漂着したパウロたちは、島民から非常に親切なもてなしを受けました。焚き火のそばでパウロが毒蛇に噛まれるという衝撃的な出来事が起きますが、彼が全く害を受けなかったのを見て、島民たちは驚きます。さらにパウロは、島長の父親の熱病を祈りによって癒やし、これをきっかけに島中の病人たちが次々と癒やされていきました。どんな絶望的な状況や予期せぬトラブルの中にあっても、神はパウロを通して力強く働き、その地に神の愛と恵みをもたらされたのです。

その後、一行はついに目的地であるローマに到着します。パウロは囚人の身であり、兵士の監視下に置かれていましたが、自分の借りた家に住むことが許されました。彼はそこで地元のユダヤ人の指導者たちを招き、朝から晩まで神の国について語り、イエスキリストについて説得しようとします。しかし、信じる者もいれば拒む者もいたため、パウロはこの救いが異邦人に向けられたことを明確に宣言しました。

使徒の働きの最後は、次のような力強い言葉で締めくくられています。

「全くはばかることなく、また妨げられることもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストの教えを語り続けた。」(使徒 28:31/新改訳)

パウロ自身は鎖につながれていましたが、神の言葉が繋がれることは決してありませんでした。使徒の働きには明確な「終わり」の言葉がありません。それは、福音がローマにとどまらず、後の時代を経て私たちのもとへ、そして地の果てまで、今もなお前進し続けていることを力強く示しているからです。

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