【聖書通読 第30週 5日目】渇ききった勇士を潤す「恵みの泉」と、夕日と共に脱ぎ捨てる「古い心の服」

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【聖書通読 第30週 5日目】渇ききった勇士を潤す「恵みの泉」と、夕日と共に脱ぎ捨てる「古い心の服」

士師記15章からは、孤独な戦いの後に訪れる激しい疲労の中で、神様に泣き叫ぶ者のために開かれる「恵みの泉」の温かさを。エペソ書4章からは、怒りや痛みを翌日に持ち越さず、キリストの愛という「真新しい服」に着替えて歩む日々のリフレッシュの恵みを味わいます。

【旧約】士師記 15章:強がらない「叫ぶ者の泉」

サムソンの物語は、人間の激しい感情と神様の不思議な介入が交差する劇的な記録です。 ペリシテ人の怒りを買ったサムソンは、同胞であるユダ族から縛り上げられ、敵の手に引き渡されてしまいます。味方から裏切られるという深い孤独の中、彼は主の霊に満たされ、落ちていた「ろばのあご骨」一つで千人もの敵を打ち倒すという驚異的な大勝利を収めました。

しかし、物語の本当のハイライトは、この劇的な勝利の「直後」にあります。 千人を倒した怪力の勇士サムソンは、極度の疲労と喉の渇きに襲われ、地面に倒れ込んでこう叫びます。「あなたがこの大きな救いを与えてくださったのに、今、私は渇きのために死にそうです!」 すると神様は、岩のくぼみを裂いて豊かな水を湧き出させ、サムソンを生き返らせてくださったのです。サムソンはこの場所を「エン・ハコレ(叫ぶ者の泉)」と名付けました。

私たちは時として、周囲から「強い人」「頼りになるリーダー」として見られ、誰かのために大きな問題を乗り越えなければならない時があります。しかし、無事に戦いを終えて周囲がホッとしているその裏側で、心と体は極限まで摩耗し、「もう一歩も歩けない」というほどの渇きと疲労に襲われることがあるのではないでしょうか。

神様は、私たちがいつも「怪力の勇士」として強がり続けることを望んではおられません。限界が来た時、サムソンのように「神様、私は渇いて死にそうです。助けてください」と、なりふり構わずSOSを叫ぶことを待っておられます。あなたがプライドを捨てて叫ぶその場所が、天のお父様があなたのために用意してくださった、冷たくて美味しい「エン・ハコレ(叫ぶ者の泉)」となるのです。

【新約】エペソ 4章:心の「お風呂」に入り、新しい服を着る

エペソ書4章には、クリスチャンが日々心に留めておきたい、人間関係と心の健康についての素晴らしいアドバイスが詰まっています。 パウロは、「以前の生活に属する古い人を脱ぎ捨て……真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造られた、新しい人を着なさい」と語ります。さらに、こう続けます。

「怒っても、罪を犯してはなりません。日が沈むまで怒ったままでいてはいけません。悪魔に機会を与えないようにしなさい。」(エペソ 4:26-27)

外で泥だらけになって働き、汗だくで帰ってきた日のことを想像してみてください。家に着いたら、まず温かいお風呂に入って泥と汗を洗い流し、清潔で着心地の良い部屋着に着替えるはずです。いくら疲れているからといって、泥だらけで汗臭い作業着のままベッドに入る人はいないでしょう。

「古い人を脱ぎ捨てる」とは、このお風呂と着替えのことです。 私たちは毎日、誰かの心ない言葉に傷ついたり、理不尽な状況に腹を立てたりして、心に「怒りや悲しみの泥」をつけて家に帰ります。パウロは「怒ること自体が悪い」とは言っていません。人間ですから感情が揺れるのは当然です。しかし、その「怒りという泥だらけの服」を着たまま夜眠りについてはいけない、と警告しています。そのまま放置すると、悪魔がそこに入り込み、怒りが「恨み」という頑固なシミに変わってしまうからです。

一日が終わる時、夕日が沈む前に、神様の前に静まる時間(心のバスタイム)を持ちましょう。「神様、今日はこんな嫌なことがあって、すごく腹が立ちました」と正直に泥だらけの服(古い人)を脱ぎ捨てて、キリストの十字架の愛によって心を洗い流していただくのです。 そして、「互いに親切にし、心を動かして赦し合う」という、キリストの真新しい服(新しい人)を着せていただいてから、ベッドに入りましょう。

今日一日の神様からの奨め

今日、もしあなたが日々の責任やサポートの働きで激しい「渇き」を感じているなら、無理に平気な顔をするのをやめ、神様に「渇いています、潤してください」と叫んでみてください。神様は必ず、あなた専用の泉を裂いて開いてくださいます。

そして今夜、眠りにつく前には、今日着ていた「心の作業着」を点検してみましょう。イライラやため息が染み付いているなら、そのまま眠らずに、イエス様にその服を預けてください。 あなたがキリストの愛と赦しという清潔で温かいパジャマに着替え、深い平安と安息の中でぐっすりと眠りにつくことができるようにお祈りしています。

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