【聖書通読第37週 1日目】自分の解決策にすがる絶望と、天の聖所に固定された「魂の錨」

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【聖書通読第37週 1日目】自分の解決策にすがる絶望と、天の聖所に固定された「魂の錨」

【旧約聖書】第一サムエル記 28章 —— 恵みの錨を失い、嵐の中で偽りのナビにすがる魂

ペリシテ人の大軍を前にして、サウル王の心は激しい恐怖に震え上がりました。預言者サムエルはすでに世を去り、サウルが神様に助けを求めても、夢や預言者を通しての答えは一切ありませんでした。これまでの人生で、神様の声(御心)よりも「自分の王座やメンツ」を優先し、自分の都合の良い時だけ神様を利用しようとしてきた結果、彼は完全に孤立してしまったのです。

絶望したサウルは、かつて自分自身が国から追放したはずの「口寄せ(霊媒師)」のもとへ変装して出向き、死んだサムエルの霊を呼び出そうとします。そこで宣告されたのは、彼が明日、命と王国のすべてを失うという決定的な破滅のメッセージでした。

【例え:嵐の中で羅針盤を捨て、怪しい占い師にすがる船長】 サウルの姿は、普段は「自分の勘と実力だけで船を操縦できる」と豪語して羅針盤(神様の言葉)を捨てておきながら、いざ絶望的な暴風雨に巻き込まれるとパニックになり、船底に隠れていた怪しい占い師に「どうすれば助かるか」とすがりつく船長のようです。 サウルが求めていたのは、自分の罪を悔い改めて神様との関係を取り戻すことではなく、今の自分の立場を守るための「手っ取り早い解決策」でした。私たちが自分の人生の王座に座り続け、自分の望む通りに神様を動かそうとする時、神様が沈黙されることがあります。それは、私たちが「自分の力でなんとかする」という偽りの解決策を完全に手放し、神様の絶対的な主権にひれ伏すことを求めておられるからです。

【新約聖書】ヘブル人への手紙 6章 —— 天の王座にガッチリと固定された「決して抜けない錨」

旧約聖書で、神様との関係を失って絶望の海を漂うサウルの姿を見た後、新約のヘブル人への手紙6章では、私たちが決してサウルのように流されることのない絶対的な保証「魂の錨(いかり)」について語られます。

著者は、神様がアブラハムに約束をされた時、神様ご自身より偉大な者がいないため、「ご自分にかけて誓われた」と語ります。様の約束と、神様の誓いこの「絶対に変わることのない二つの事柄」によって、私たちは力強い励ましを受けています。そして、この希望こそが、私たちの「魂の錨」なのです。

【例え:海底ではなく、天の王座に投げ上げられた錨】 船を固定する通常の錨は、暗くて泥深い「海底」に向かって投げ降ろされます。しかし、海底の砂や泥は嵐が来れば崩れ、錨ごと流されてしまう危険があります。 しかし、イエス・キリストが私たちに与えてくださった「魂の錨」は、下(この世の状況や自分の行い)に向かって降ろすものではありません。それは上に向かって、すなわち天の聖所に向かって投げ上げられた錨です。 キリストは私たちの先駆けとして、神様のいる最も聖なる場所(幕の内側)に入って行かれました。そして、私たちの魂の錨を、絶対に揺らぐことのない「神様の王座」にガッチリと結びつけてくださったのです。 あなたの救いや平安は、「あなたがどれだけ強くロープ(自分の信仰)を握りしめているか」にはかかっていません。「キリストが、その錨をどこに固定してくださったか」にかかっているのです。嵐が来てあなたの手が震え、ロープから手が滑り落ちそうになっても、天に固定された錨が抜けることは絶対にありません。

今日、私が実践すべき恵みの歩み

  • 「手っ取り早い解決策(自力)」を手放し、沈黙の中で待つ
    今日、すぐに解決してほしい問題に対して神様が沈黙されているように感じる時、サウルのように焦って人間の知恵や不信仰な手段に飛びつかないでください。神様の沈黙は、あなたを見捨てたからではなく、あなたが「自分の力で白黒つける」ことを諦め、100%神様に結果をお委ねするのを待っておられる時間です。

  • 自分の「感情の揺れ」ではなく「天の錨」に信頼する
    心が不安で揺れ動く時、「私の信仰が足りないからだ」と自分を責める必要はありません。船が波に揺れるのは当然です。重要なのは、揺れている船(あなたの感情や状況)ではなく、天の王座に固定された錨(キリストの十字架と復活で完了した御業)を見上げることです。あなたはすでに、自分の罪を悔い改め、信仰によってイエスキリストを主としたのです。ですから、100%完全に安全な場所に結びつけられているのです。

今日、あなたが一番不安を感じて「自分の力で解決策を探してしまいたい」と焦っている事柄に対して、どのようにキリストの「魂の錨」を思い出すことができそうでしょうか。

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