【聖書通読 第41週 ホッと一休み】 人食い人種の島へ向かった男 —— 「恵み」があふれ出させる、命がけの「行い」

【聖書通読 第41週 ホッと一休み】 人食い人種の島へ向かった男 —— 「恵み」があふれ出させる、命がけの「行い」

毎日の聖書通読、本当にお疲れ様です!ダビデの生涯から黙示録の壮大な幕開けまで、とても内容の濃い第41週まで歩みを進めてこられたこと、本当に素晴らしいですね。 さあ、ここは「ホッと一休み」のコーナーです。温かいお茶でも、お気に入りのダイエットコーラでもいかがでしょうか?ゆったりしながら、少しだけ肩の力を抜いてお楽しみください。

聖書は、私たちにいつも非常に大切な真理を教えてくれます。それは、「本当の恵みは、ただ天国行きのチケットをもらって終わり、ではない」ということです。 私たちが自分の罪を心から悲しみ、自分の力で人生をコントロールするのをやめること(真の悔い改め)。そして、キリストの十字架の愛に完全に圧倒されたとき、そこには必ず「主のために生きたい」という、喜びに満ちた「きよい行い(信仰の実)」が泉のように湧き上がってきます。

今日は、その「圧倒的な恵み」に突き動かされ、命がけの行いを全うした一人の宣教師のエピソードをご紹介します。

彼の名前は、ジョン・G・ペイトン(1824–1907)。19世紀、スコットランドから南太平洋の「ニューヘブリデス諸島(現在のバヌアツ)」へと渡った宣教師です。

当時のその島は、外部の人間を殺して食べてしまう「食人風習」を持つ恐ろしい部族が住む場所として知られていました。彼が島へ行く準備をしている時、ある年配のクリスチャンが彼を強く引き止めました。

「ペイトン君、考え直しなさい! そんな島に行ったら、君は人食い人種に食べられてしまうぞ!」

しかし、自分のいのちを完全にキリストの主権に明け渡していた(悔い改めていた)ペイトンは、静かに、しかし力強くこう答えました。 「長老さん。あなたもご高齢ですから、もうすぐお墓に入り、そこでは『ウジ虫』に食べられることになりますよね。もし私が愛するイエス様にお仕えして死ぬことができるなら、私の体が『人食い人種』に食べられようと、『ウジ虫』に食べられようと、そんなことは全く問題ではありません。終わりの日には、どちらも同じようにキリストの栄光のからだに復活するのですから!」

ペイトンは島へ渡りました。しかし、彼を待っていたのは想像を絶する過酷な現実でした。上陸してわずか数ヶ月で、愛する妻と、生まれたばかりの赤ん坊が熱病で天に召されてしまったのです。

彼は自らの手で愛する家族の墓を掘り、原住民に掘り返されないように、何日もその墓の上で眠りました。その時の絶望的な悲しみの中で、彼は日記にこう記しています。

「もし、私を支えてくださるイエス様がいなかったら、私は悲しみのあまり、完全に発狂していただろう」と。

その後も、ペイトンは原住民に命を狙われ続けました。ある夜は、彼を殺そうと探し回る男たちから逃れ、高い栗の木の枝の上に一晩中隠れて過ごしたこともあります。木の下では、松の明かりを持った男たちが大声で彼を探し回っていました。 しかし、死の恐怖が迫るその栗の木の上で、彼は今まで味わったことのないような、キリストとの親密な交わりと「圧倒的な平安(恵み)」を経験したと言います。

なぜ、彼はここまでの苦しみを耐え抜き、彼らを愛し続けることができたのでしょうか。天国に行くためのポイント稼ぎ(自力による行い)だったのでしょうか? 絶対に違います。

彼は、自分のために十字架で命を捨ててくださったキリストの「圧倒的な恵み」を、心の底から味わっていました。「私のような反逆者のために、命を捨ててくださった王がおられる。この方に、私の人生のすべてを捧げない理由があるだろうか」。

真の「悔い改め」を経験した彼の心から湧き出たのは、義務感の苦行ではなく、愛からあふれ出る「行い(命がけの献身)」でした。

数十年後、彼が愛し、赦し、祈り続けたその島は、なんと島民全体が悔い改め、「人食い人種の島」が、キリストを信じる「恵みの島」へと造り変えられたのです。

愛する皆さん。私たちは皆が皆、食人人種の島へ行くようには呼ばれていません。しかし、私たちにも今日、それぞれの家庭や地域社会という「生活の場」が与えられています。 自分の力(自力)で頑張ろうとする重荷を、今日は横に置きましょう。キリストの十字架という「恵みの特等席」に深く腰を下ろしてください。そこから湧き上がる愛と平安が、必ずあなたを、神様を喜ばせる「美しい歩み(行い)」へと自然に導いてくれます。

さあ、飲み物を飲み終えたら、またゆっくりと、十字架と復活の王イエスキリストとともに歩みましょう。あなたの上に、主の豊かな平安がありますように!

 

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