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【聖書通読予定表 第21週】申命記 15章 ~20章/ 使徒の働き 25章~ローマ人への手紙2章
1日目 通読箇所: 申命記 15章 / 使徒の働き 25章
【旧約】申命記 15章
本章では、7年ごとに負債を免除する「免除の年」と、同胞の奴隷を解放する規定が記されています。神は、貧しい者に対して心をかたくなにせず、惜しみなく手を差し伸べるよう命じられました。これに従うなら、神がすべての業を祝福されると約束されています。また、家畜の初子を聖なるものとして神に献げる律法も含まれており、所有物はすべて神から与えられたものであるという信仰と、隣人への愛と同情が深く求められています。
【新約】使徒の働き 25章
新総督フェストが着任し、ユダヤ人の指導者たちは再びパウロをエルサレムに移送して暗殺しようと企てます。しかし、フェストはカイザリヤで裁判を開きました。パウロは不当な裁判を避けるため、ローマ市民権を行使して皇帝(カイザル)への上訴を宣言します。その後、アグリッパ王がフェストを表敬訪問し、パウロの件が話し合われます。神の守りの中で、パウロがローマで福音を伝えるという計画が着実に進んでいく様子が描かれています。
2日目 通読箇所: 申命記 16章 / 使徒の働き 26章
【旧約】申命記 16章
イスラエルの民が守るべき3つの主要な祭り(過越の祭り、七週の祭り、仮庵の祭り)が規定されています。すべての男子は年に3度、神が選ぶ場所に集まり、神の恵みを喜び、感謝を捧げる必要がありました。これらは、エジプトからの救出や日々の収穫を記憶するための重要な儀式です。さらに、民を正しく治めるための裁判官の任命や、厳格な公正さの維持、そして異教の偶像崇拝を完全に排除すべきことが命じられています。
【新約】使徒の働き 26章
パウロはアグリッパ王の前で、自身の生い立ちと信仰の弁明を行います。かつては熱心なファリサイ派として教会を迫害していた自分が、ダマスコへの途上で復活したイエスと出会い、どのように変えられたかを力強く証ししました。異邦人に光を伝えるという召命を語るパウロに対し、フェストは「狂っている」と言いますが、アグリッパ王は心を動かされます。パウロに罪はなく、上訴していなければ釈放されたはずだと結論づけられました。
3日目 通読箇所: 申命記 17章 / 使徒の働き 27章
【旧約】申命記 17章
欠陥のある犠牲の禁止と、偶像崇拝者への厳格な処罰が命じられます。また、難解な訴訟は中央の祭司や裁判官に委ねるべきだとされました。後半では、将来イスラエルが王を立てる際の規定が示されます。王は同胞から選ばれ、馬や妻、金銀を多く蓄えてはならず、律法の写しを日々読んで神を恐れることを学ぶよう求められました。これは、人間の王であっても神の主権の下にあり、高慢になってはならないという戒めです。
【新約】使徒の働き 27章
パウロは囚人として船でローマへ護送されますが、激しい暴風(ユーラクラドン)に巻き込まれ、船は難破の危機に瀕します。乗船者全員が絶望する中、パウロは神の御使いの言葉を伝え、「誰も命を失うことはない」と人々を励ましました。彼の言葉通り、船はマルタ島に座礁して大破したものの、乗客276人全員が奇跡的に無事上陸を果たします。極限状態の中で、パウロの神への確信と指導力が光る緊迫した章です。
4日目 通読箇所: 申命記 18章 / 使徒の働き 28章
【旧約】申命記 18章
祭司とレビ人の受けるべき分が規定され、彼らが神への奉仕に専念できるよう支える仕組みが示されます。また、占いや魔術など、異邦人の忌むべき慣習を完全に避けるよう警告されています。後半では、神がモーセのような「ひとりの預言者」を立てることが約束されます。これは究極的にイエス・キキリストを指しています。偽預言者を見分ける基準も示され、神の言葉を正しく聞き、語ることの重要性が強調されている章です。
【新約】使徒の働き 28章
マルタ島に漂着したパウロ一行は、島民から厚いもてなしを受けます。パウロは毒蛇に噛まれても無事であり、島長の父らの病を癒やしました。その後、ついにローマに到着し、監視付きながらも自宅に住むことを許されます。彼は地元のユダヤ人指導者たちを招いて福音を語りますが、拒む者もいたため、救いが異邦人に向けられたと宣言します。最後の2年間、パウロは訪れる人々に神の国を大胆に宣べ伝え、使徒の働きは結ばれます。
5日目 通読箇所: 申命記 19章 / ローマ人への手紙 1章
【旧約】申命記 19章
過失によって人を殺してしまった者が、復讐者から逃れて安全に守られるための「逃れの街」の規定です。約束の地に6つの街を確保し、道路を整備することが命じられました。一方で、故意の殺害に対しては厳格な処罰が求められます。また、隣人の地境を移してはならないという倫理的規定や、裁判において事実を確定するためには「二、三人の証人」が必要であるという原則、そして偽証への厳しい罰が定められています。
【新約】ローマ人への手紙 1章(203文字)
パウロはローマの信徒へ挨拶を送り、福音を恥としないと力強く宣言します。福音には神の義が啓示されており、信仰によって生きることが強調されます。後半では、神を認めようとしない人類の罪と不敬虔に対する神の怒りが描かれます。被造物を通して神の存在は明らかであるにもかかわらず、人々は偶像崇拝や不品行に陥りました。神は彼らを心の情欲に任せられ、結果として不義が満ちているという人間の絶望的な状態が示されます。
6日目 通読箇所: 申命記 20章 / ローマ人への手紙 2章
【旧約】申命記 20章
戦争に関する規定です。戦いに臨む際、祭司は民に「神が共に戦われるので恐れるな」と励まします。また、新築の家がある者や婚約中の者、恐れている者は従軍を免除されました。敵の町を攻める際は、まず平和の提案をすべきとされますが、約束の地にある異邦人の町は、その悪に染まらないよう完全に滅ぼさねばなりませんでした。果樹を戦争の資材として伐採してはならないという、環境への配慮も記されています。
【新約】ローマ人への手紙 2章
他人を裁く者への警告から始まります。人を裁く者は同じ罪を犯しており、神の正しい裁きから逃れられません。神はユダヤ人か異邦人かという表面的な違いではなく、行いに応じて報いられ、えこひいきはありません。律法を持っていると誇るユダヤ人であっても、律法を行わなければ意味がないと指摘されます。真のユダヤ人とは、外見や肉の割礼によるのではなく、御霊による心の割礼を受けた者であるという重要な真理が語られます。

