瞬きの詩人と呼ばれた水野源三さんの詩集から魂の叫びを・・・

 

今日は、わたしのつぶやきは書きません。

生半可に言葉を付け加えることなどできません。

水野源三さんのことを紹介し、

その心からあふれ出た神様への感謝と喜びの詩を投稿したいのです。

ブログでも、個人の詩をのせるときは、了解が必要かと思うのですが、

わたしの自己判断で投稿させていただきます。

お許しください。どうしても、一人でも多くの人に水野源三さんの詩を読んで欲しいと思うからです。

 

水野源三さんは、昭和21年9歳の時、

赤痢のために高熱が原因で脳性小児麻痺になられ、

手足を自由に動かすことも話すこともできなくなられました。

見ること聞くことはできましたが、

意思表示の手段は瞬き(まばたき)をすることだけでした。

偶然訪問した牧師が置いていかれた聖書を読むようになり、

ラジオのキリスト教放送を聴かれ、また聖書通信教育も受けられてイエスキリストを信じるようになったそうです。
47歳で召天されるまで、

心からあふれでる言葉を詩や短歌、俳句などにされました。

最初はおかあさんが、あいうえおの50音表で

一つづつ指差し、その文字にきた時に瞬きで合図するという方法で一つ一つの作品を作られました。

詩集は4冊あるのですが、

その中のいくつかを紹介したいと思います。

水野源三さんの信仰と神様への賛美はすさまじいものがあります。

水野源三さんの信仰と神様への魂の賛美

朝静かに

◉朝静かに◉

朝静かに この一日の 御恵みを 祈りおれば

わが心に あふれくる 主イエスにある やすらぎ

朝静かに 霊の糧なる 御恵みを 学びおれば

わが心に あふれくる 主イエスにある 望み

朝静かに 新しい日を たもう御神 たたえおれば

わが心に あふれくる 主イエスにある 喜び

有難う

◉有難う◉

物が言えない私は 有難うのかわりにほほえむ

朝から何回もほほえむ

苦しいときも 悲しいときも 心から ほほえむ

忘れないうちに

◉忘れないうちに◉

今 聞いたこと                         

見たこと

心に感じたこと                     

忘れないうちに 消えないうちに

主のうるわしいみわざを         

賛美する詩をつくる

心はふしぎな所

◉心はふしぎな所◉

心は ふしぎな所                       

信じるべきを うたがい

愛するべきを 憎み                   

のぞむべきを 落胆し

喜ぶべきを 悲しみ     

心はふしぎな所                       

いったん主の御手にふれるならば

見たり きいたり                       

ふれたり しなくても

信じ 愛し のぞみ                     

喜ぶことができる

苦しまなかったら

◉苦しまなかったら◉

もしも私が苦しまなかったら

神様の愛を知らなかった

もしもおおくの兄弟姉妹が苦しまなかったら

神様の愛は伝えられなかった

もしも主なるイエス様が苦しまなかったら

神様の愛はあらわれなかった

朝祈る前に

◉朝祈る前に◉

朝祈る前に 夜寝る前に

神は愛なり 神は愛なりと

心の中で となえてみよう

涙ぐむ人に うなだれている人に

神は愛なり 神は愛なり

祈りをこめて 話しかけよう

苦しみの夜に 悲しみの時に

神は愛なり 神は愛なり

まぶたをとじて 思いめぐらそう

救いの御子の降誕を

◉救いの御子の降誕を◉

一度も高らかに
クリスマスを喜ぶ讃美歌を歌ったことがない
一度も声を出して
クリスマスを祝うあいさつをしたことがない
一度もカードに
メリークリスマスと書いたことがない

だけどだけど
雪と風がたたく部屋で
心の中で歌い
自分自身にあいさつをし
まぶたのうらに書き
救いの御子の降誕を
御神に感謝し喜び祝う

 

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