イギリスの天才学者アイザック・ニュートンは
リンゴが木から落ちるのを見て
万有引力の法則を発見をしたと言われていますが
ほんとうですか?
この記事の目次
ニュートンはリンゴの落下だけで万有引力の法則を発見?
よくアイデアを捻出する方法として言われていることがあります。
アイデアは急にわいてくるようにして出てくるのではありません。
多くの発明者や偉大な業績を達成した人はほとんど例外なく、メモをひと時も肌身離さず持っています。
寝ている時も、枕元のそばにメモと筆記具を置いています。
いつすごいヒントがひらめくかわからないからです。
ヒントがひらめいても寝てしまったり何かほかのことをしたりして忘れてしまうからです。
ひらめいたにもかかわらずメモをせずに忘れてしまうと、もうほとんど同じひらめきは出ないそうです。
しかし、天才と言われるすごい人たちやずばねけた才能がある人たちだから、かってにアイデアやヒントがひらめくんだろうと思うことは浅はかです。
なぜならニュートンがいきなりリンゴの木から地面に落ちたリンゴをみて万有引力の法則を発見したのではありあません。
そのひらめきがあったのは、寝ても覚めても考えをめぐらしていたからです。
起きているときはもちろんですが、寝ている時にも無意識のうちに
アイデアのヒントを集めるための高性能なアンテナがずっと立てられていたのです。
ですから、ちょっとしたことがそのアンテナに受け止められ、偉大なヒントになり、アイデアになり、発見になるのです。
それと多くの人は気にかけていないですが、決して忘れてはならないことがあります。
それは、ニュートンと同じ時代の科学者や先人の科学者が研究し
血の滲むような努力で発見し検証してきた数え切れないほどの積み重ねてきた知識や発見があったからに他なりません。
ニュートンの「万有引力の法則」以前にあった研究成果とは?
まずは、万有引力の法則について
地上界で物質が落ちる性質があることは、既にガリレオが 『落体の法則』として世に発表していました。
また、天上界についてもケプラーが天体の運動を調べ、 『ケプラーの法則』としてまとめていました。
そして、上記2つの法則を組み合わせ、発展させたのがニュートンの『万有引力の法則』なのです。
それでは、りんごや天体を使って万有引力の法則を簡単に説明します。
地上界において、手から落とした鉛筆にせよ、木からもげたりんごにせよ、 支えるものがない物体は地面に落ちてしまいます。
これは、地球が物体を引き寄せているためです。
一方、天上界において、地球と月や太陽やその他天体は互いに引き寄せ合っています。
月が地球の周りを周り、地球が太陽の周りを回っているのはこのためです。
質量をもったあらゆる物体の間に働く引力を万有引力とか、天体現象を 念頭において重力と呼びます。
これらは宇宙のどこでも共通な普遍的に成立する性質で、 これを『万有引力の法則』と呼んでいるのです。
ニュートンのプロフィールについて
次に、この万有引力の法則を発見したニュートンについて紹介しておきましょう。
1661年に名門・ケンブリッジ大学に進学し猛勉強に励んだのですが、そのときに、
ペスト の大流行で大学が閉鎖され、故郷のウールスソープに戻らなければならなくなりました。
そして、この1665-1666にかけての2年間は奇跡の年と呼ばれています。
何故なら、微積分、光学理論、運動の法則、万有引力の法則など、
ニュートンの数々の大発見の骨格は、全てこの時期にできたものだからです。
ニュートンの業績を褒め称える前にその前におおくの土台を築いたひとたちを褒めたたるべきです。
科学者は神様の存在を非科学的とするのか?それとも?
ニュートンは、クリスチャンでした。
神様を信じ聖書を神様の言葉と信じている科学者でした。
多くの人は、聖書や神様の存在は科学的ではない非科学的だとバカにします。
しかし、ニュートンだけではなく、そのほかの多くの科学者も
この世界は神様によって目的を持って造られ維持されていると信じていたのです。
神様が目的を持って造られ維持されているのなら、
理路整然として美しい調和や規則正しい法則に乗っ取って造られているはずだと確信していたのです。
ですからこの当時の多くの科学者は、完全な神様が秩序と統一と目的を持って造られた全てのもの、そして自然界においても美しい法則があるはずだと確信していました。だから神様の統一と秩序ある法則をどうしても発見したいと研究し発展したのが科学だったのです。
そのように多くのクリスチャン科学者の努力が多くの法則を発見し人類の大きな発展に寄与したのです。
ニュートンのエピソード
ある時ニュートンは、
腕ききの機械工に、太陽系の模型を作らせました。
その模型は、歯車とベルトの働きで、各惑星が動く仕掛けになっている精密なもので
ニュートンの部屋の大テーブルの上に置かれていました。
ある日、ニュートンがその部屋で読書をしていた時、
ひとりの友人がやって来ました。彼は無神論者でしたが、
科学者だったので、テーブルの上のものを見て、
すぐそれが太陽系の模型であることがわかりました。
彼は模型に近づくと、模型についているクランク(手動用金具)を、
ゆっくり回しました。
すると、模型の各惑星が、
様々な速度で太陽のまわりを正確に回転するのでした。それを見た彼は、いかにも驚いた様子で、
「うーむ。実に見事だ。誰が作ったんだい」と尋ねました。
ニュートンは本から目を離さずに、「誰でもないさ」と答えました。
「おいおい、君はぼくの質問がわからなかったらしいな。
ぼくは、誰がこれを作ったのかと聞いたんだよ」。
するとニュートンは、本から顔を上げて、まじめくさった調子で、
「これは誰かが作ったのではない、
自然にいろいろな物が集まってきて、たまたまかってにこんな形になったのだ」と言いました。
しかし驚いた無神論者は、やや興奮した口調で、言い返しました。
「ニュートン君、人をばかにしないでくれ。
誰かが作ったのに決まってるじゃないか。
これを作ったのは、なかなかの天才だよ。それは誰かと聞いているんだ」。
ニュートンは本をかたわらに置き、椅子から立ち、友人の肩に手を置いて、言いました。
「これは、壮大な太陽系を模倣して作った粗末な模型でしかない。
太陽系を支配する驚くべき法則は、君も知っているはずだ。
それを模倣して作ったこの単なるおもちゃが、
設計者も製作者もなく、ひとりでに出来たと言っても、君は信じない。
ところが君は、この元になった偉大な本物の太陽系が、
設計者も製作者もなくかってに出現したと言う。そしてそれが規則正しく秩序を持って動き続けているのに君はそれが偶然にできて偶然に動き続けていると断言している。
いったい何故、そんな馬鹿げた非科学的な結論になるのか説明してくれたまえ」。
こうしてニュートンは、宇宙の背後に、全知全能を有する偉大な創造者である神様がおられることを、友人に納得させたということです。
創造主である神様が私たち人間を創造された目的とはなんでしょう。
ニュートンは、その著書『プリンキピア』の中で、次のように書きました。
「太陽、惑星、彗星(すいせい)から成る極めて美しい天体系は、
全知全能を有する強力な実在者の目的と意図と統制にあって創造され、初めて存在するようになったとしか言いようがない。
そしてその創造者である神様が、愛の対象として人間を造られたのです。
そして神様が人間を創造された目的は、人間が神様の栄光をあらわすためです。
造られたものには全て目的があります。人は虚しいのは、神様によって目的を持って造られたのにその目的を知らずその目的を達成していないからです。
私たちは神様の愛の対象として造られ、私たちも神様を愛するものとして創造されたのです。
ですから私たちが神様の栄光をあらわすとき、私たちの存在する意味と誠の生きる目的を達成することができるのです。
私たちが理解している神様はどのような神様でしょうか。聖書に示されている本当の神様は・・・
主は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。
主は、あなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる 詩篇121:7-8(新改訳)
あなたは前からうしろから私を取り囲み、御手を私の上に置かれました。 詩篇139:5(新改訳)
【私たちが理解している神様は小さすぎます。】
創造主なる誠の神様とは・・・
全知・全能の神であり、
(神の属性)は、絶対・完全・無限・永遠・不滅・不変な方であられ、
(神の御性格)は、愛・恵み・憐れみ深い・聖・義・真実 な方であられるのです。