今日は、久しぶりに電車に乗って出かけました。
多くのサラリーマンの朝の出勤の時間でした。
多くの人が憂鬱そうな顔をしてつらそうに電車に乗っていました。
多くの人は、緊張とストレスの中で頑張っているんだなぁと痛感しました。
私は、今まで息抜きをす時に、ストレスを理由にどか食いをしていました。
その結果が、今の１００キロを超える体重を作り出したのです。
息抜きで、本当は甘いものを食べたいのですが、
息抜きで「少し、ホッとできる話し」も書いていきたいと思います。
今日の朝、駅から職場まで歩く途中に、
ある信号でうつむいて何かを捜している８０才前後のおばあさんがいました。
すごく必死で探しているように見えたので、
何を捜しているのかたずねると、
お金を落としたがどこにいったかわからないということでした。
仕事までまだ時間が十分にあったし、
相当困っている様子だったので、そのあたりを一緒に捜しました。
なかなか見つからないので、いくら落としたのかたずねると、
「１０円足らない。」とのことです。
え〜１０円と正直思いました。
そして、手に握りしめているお金を見せてくれたので見ると、
８７０円でした。
たったこれだけで一日おいしいものを食べて、
おいしい甘いものも食べることができるってすごいでしょうと嬉しそうに言いました。
感謝なことだと何回も言うのです。
８８０円でお昼のお弁当を買って、
甘いお菓子も買えて、
晩のお弁当も何種類もある中から好きなものを選ぶことができると、
こんな幸せなことはないと嬉しそうに言うのです。
無駄使いしないように、毎日家から８８０円を持って外に出るそうです
私にとっては、１０円くらいと思ってしまうのですが、
このおばあさんにとって１０円はとてもたいせつなものだったのです。
なかなか見つからないので、私は、
自分のポケットから１０円を取り出して、
あったと言って渡そうかとも考えたのですが、
その１０円を幸せそうに捜しているのを見ると、私も必死で捜しました。
しばらく捜していると、少し離れたところに１０円がありました。
そのおばあさんは、すごい宝物でも見つけたように喜びました。
私もなんとも言えない幸せな気持ちになりました。
普通だったら、
たった８８０円しかなくて何が買えるんだと
不平と不満でいっぱいになって当然です。
もっと必要だとか、なぜこんなに少ししか使えないんだと愚痴をいうしかないと思います。
でも、このおばあさんは、
８８０円でどんなものを買おうかといろいろ楽しんでいるのです。
そして、好きなものを買える喜びを味わっているのです。
ですから、
どんなものを買うか？どこで買うか？と、
考えて８８０円のぜいたくを感謝しているようです。
同じ環境、同じ条件でも、それに対して不平と不満を言う人がいます。
その反対に感謝して満足する人がいるのはなぜなのでしょう？
このおばあさんのことを考えるとき、
私もこのおばあさんのような生き方をしなければならないと強く思いました。
いやこのように生きたいと思いました。
無いものや足らないものを数えて不平や不満の中にいるのではなく、
手に入れている今あるものや環境をいっぱい数えて、喜び感謝したいです。
