今日、職場のメンバーと話しをしている時に、
私が、「あと定年まで3年なので無理をせずにぼちぼちやります。」と言いました。
そうすると、「そんなやる気がないような言い方をやめてください。」と
少し怒ったように言いました。そして、
「こんだけのすごいことをしたというような実績を残してくださいよ。」と付け加えました。
そんなつもりではなく、
軽い気持ちで話したのですが、その人は、私のやる気の無さを見抜いたのかもしれません。
でも、私は、
「心の病の人たちが、肩に力を入れすぎて、しんどくなったり、自分を責めたりして、ますます自分を追い込んでいることに対して、
私のような「ちゃらんぽらん」な者でも、
何もできないものでも、生きている、
生きていることの中に喜びを見つけることができるということを知ってほしい、
と望んでいるだけだと付け加えました。(ちょっとかっこよく言い過ぎましたが・・・)
そのように話しをして、
相手の人はどのような反応を示すかと思ったのですが、予期せぬ反応でびっくりしました。
その人は、「ちゃらんぽらん」という言葉にすごい反応を示しました。
その人は、長く入院している精神障害の人たちが、
退院して地域で暮らすきっかけを作る退院を促進をするピアサポーターという働きをしています。
月に一回か二回精神科の病院を訪問して、
入院している人が退院して一人暮らしを始めた時の不安や悩みを聞いたり、
アドバイスをする働きをしています。
もちろんその方も統合失調症の方です。
でも、定期的通院と服薬で相当長い間、すごく安定されています。
同じ病の中にある方が、
自分自身の経験を通して語る言葉には説得力があり、理解し合える関係が保てるのです。
私の勤めている地域活動支援センターでも、現在5人のピアサポーター(ピアとは寄り添う仲間を意味します)がいます。
その5人グループのグループ名が、
まだ決まっていなかったので、その人は、私がしゃべった内容よりも、
「ちゃらんぽらん」という言葉に敏感に反応して、こんなグループ名はどうかと言いました。
そのグループ名は、「『ちゃらん』と『ぽらん』」。
その名前の趣旨は、
「心の病の人たちが、肩に力を入れすぎて、
しんどくなったり、自分を責めたりして、
ますます自分を追い込んでいることに対して、
肩の力をすこし抜いて、
良い意味で「ちゃらんぽらん」な者でも、何もできないものでも、生きている、
生きていることの中に喜びを見つけることができるということを知ってほしいので、
グループ名は『ちゃらん』と『ぽらん』が良いと言うのです。
(私が言ったことがほとんど取られているのですが・・・・その人が考えたことにしてくれても別に全然構わないのですが・・・)
『ちゃらん』と『ぽらん』」 って、なぜかいい響きだと自分自身も満足しています。
グループ名が、それに決まるかどうかはわかりませんが、
この世の中は、緊張・プレッシャーに押しつぶされそうになります。
だから、リラックスとかゆったりという言葉に心地よさを感じます。
プレッシャーとは、強力な圧力です。その圧力に押しつぶされそうになります。
でも、野球選手のイチロー選手が言いました。
プレッシャーは苦しみではなく、壁を乗り越えるチャンスだと。
しかし、その強い思いを裏ずけをするのは、命がけの練習だと。
一流選手のいうことは違うなと感心します。
しかし、凡人は無理だと思ってしまいます。
でも、命がけの練習ではなく、
命がけではなく私を愛して私のために命を捨ててくださった方がおられます。
これだけ練習したから大丈夫ではなく、
助け主、救い主が共にいてくださるから大丈夫と確信できます。
プレッシャーは、神様が働いて助けてくださるチャンスだと期待しましょう。