発達障がいの生きづらさは、まわりの人の理解で共に楽しく生きれる!

発達障害は「病気」ではなく、特性であり個性である。

発達障害というのは、生まれつきの脳の特性です。
「病気」とは異なるのです。

脳の発達が通常と違っているということがあるため、
特定のことには非常に優れた能力を発揮したりするのですが、

ある分野は極端に苦手といったようなことが生じます。

しかし、このように得意なことと苦手なこととの差は、
だれにでも大なり小なりあることです。

ただ、発達障害があるとされる人は、
この得意なことと苦手なことの差が非常に大きく、
そのために生活に支障をきたしているという状態なのです。

発達障害とは?

幼児のうちから症状が現れ、
症状が進んだりもしないのですが、
その症状がだんだんと緩和していくということもありません。
その人がその人である特性であり個性なのです。

成長するにつれ、自分自身のもつ苦手な部分に気づき、
自分はダメな人間だ、自分は他の人のようにできないと悩み、
生きにくさを感じるようになってきます。
極端な場合は自死に至ったりもします。
それほど、本人にとって苦しい大変な状態なのです。
でも、
ある発達障害の方が言われていました。

極端に劣る分野もあるが、その逆に素晴らしい才能を発揮したり、
すばらしい能力があるばあいもある。
だから、その劣っている部分は周りのひとに手助けしてほしい。
しかし、能力のある部分で相手を助けることもできると。

だから、それぞれが補い合って助け合って
一緒に生きていけたらすばらしいと。

自分は、そのように生きたいと。

発達障がいのある方と周りの人が共に楽しく生きていく為に必要なことは?

ですから、発達障害のその特性を
本人や家族・周囲の人がよく理解し、
その人にあったやり方で日常的な暮らしや
学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、
本来本人の持っている本来の力がしっかり生かされるようになるのです。

4月2日から発達障がい理解週間というのがあります。

多くの発達障がいを持っている人たちは、

まわりの人とのコミュニケーションが取りにくく、
まわりの人たちの理解がなければ
会話がしたくてもできなくて
まわりの人と仲良くして友達になりたいと思っていても
ひとりぼっちになって閉じこもるしかないような状態になってしまうのです。

すこし前に私の記事にしたものも見てください。

『柳家花緑、自分が識字障害と知ってやっと止まり木を見つけ楽に!!』

 https://bit.ly/3bnNvKs

『柳家花緑さん』も識字障害(ディスレクシア)という発達障害である学習障害(LD)でした。
しかし、自分自身が発達障害であるということを知ったときはショックだったそうですが、
障害を受け入れて楽になったそうです。

そして、できないことを恥ずかしがったり隠したりするのではなく、
そのことを周りの人たちに理解してもえるようになったそうです。

私たちも自分自身のうちに苦手なことはいっぱいあります。
しかし、少し自信を持ってできることもあります。
学習障害の人たちも、同じなのです。

セサミストリートのジュリア(発達障がいをもつ女の子)

皆さんは、セサミストリートって番組をしっていますか。

最近は、登場する自分物の中に
車椅子を利用している身体障がい者の子供や
いろいろな境遇にある登場人物がでてきています。
そのなかに、ジュリアという女の子が2017年に登場しました。

その子は、まわりの子供達と様子が少し違います。
コミュニケーションが取りづらかったり、
すぐに返事ができなかったりします。

でも、まわりの子供たちと仲良くやっています。

それはどうしてでしょう?

周りの子供たちは、ジュリアのことを理解しているのです。

会話がしづらかったり、返答するのに少し時間がかかったり、
あやふやな表現では、理解しにくいのではっきり話したりします。
たとえば、「あれ」とか「それ」「てきとうにしておいて・・・」などの

具体的でないあいまいな指示や表現を理解することが難しかったりするということを理解しているのです。
(暗黙の了解や会話で話した言葉の裏にある想いなどあやふやであればあるほど察しにくいところがあります。
本人としては周囲に気を遣って振る舞っているのに、
考え方や感じ方の違いゆえに

「変わった人」「空気の読めない人」などと言われうことが増え、 自己嫌悪に陥ったり対人関係に自信を失くしてしまうということもしばしばあります。)

NHK Eテレ『発達障害の女の子とクラスの子供たち・・』の番組が放送

先日、NHKEテレで『発達障害の女の子とクラスの子供たち・・』の番組が放送されました。

友達とのコミュニケーションがうまくいかずに悩む、小学5年生の女の子。

相手の言葉の奥にある意図や思惑を読み取るのが苦手で、

会話の流れを止めてしまうことが続き、自信を失っている。

まわりのクラスの子達も、嫌ったりしていないし

もっとおしゃべりがしたいと思っているが、

どのように接したらいいのわからずに困っている・・・

その時に、セサミストリートの自閉症の女の子ジュリアンとエルモが現れて・・・・

 

世界で自分だけが特別だと思っていた女の子は、

他にも自分と同じ子がいるんだと知ります。

そして、自閉症のジュリアから

自分の気持ちを少しづつでも相手に伝えようと励まされます。

そして、みんなと本当は楽しくおしゃべりがしたいことや

みんなのことが大好きだという自分の気持ちを

素直に伝えようとして、

神に絵とともに文字で書いたカードという方法を用いて

自分の思っていること、相手に伝えたいことを伝えることができたのです。

そして、そのあとクラスの子たち全員で、

発達障害について、どのようにコミュニケーションをとればいいのか

話し合い、そしてクラスの子達も

発達障害の場合だけでなく、普段の友達関係においても

相手を思いやり、相手の立場に立つということが

コミュニケーションにとって一番大事であるとしるのです。

最後は、発達障害の女の子と他の子達が女の子の願った

将棋をみんなで楽しみみんな笑顔になるという終わり方でした。

わたしは、見れなかったので、残念と思っていたら、

バリバラという障害理解のテレビ番組のサイトで見れました。

でも、いつまで見れるのかわかりません。

もうすぐ、終了になってしまうかも。

ぜひ、みてほしいです。

発達障害の女の子とクラスの子達(前編)
発達障害の女の子とクラスの子達(後編)

発達障害の一般的な対策とまとめ

コミュニケーションが難しいといっても、一人ひとり苦手なことはことなっているとおもいます。

苦手な部分をカバーする工夫と同時に、

得意な部分を見出していくことも自信につながっていくでしょう。

例えば、好きなことや興味が共有できる人や話題だとうまく話せる、

メールやチャットでのコミュニケーションは得意など

口頭でのやり取りに限らず得意な方法で苦手をカバーしていくことも、解決策の一つかもしれません。

そして、先にも書きましたが、

発達障がいをもつ人も、苦手な部分と得意な部分があります。

まわりの人が、発達障害を持つ人の苦手な部分を手助けし、

得意な部分で助けてもらえば

お互いに支え合い、助け合うことができるのではないでしょうか。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事