
この記事の目次
『世界中で日曜日が休みになった秘密と週の初めになった秘密』知ってください。
第1ステップ:なぜ「日曜日」が特別視されたのか
まずいちばん大事なポイントはこれです。
日曜日は「イエス・キリストが死からよみがえった週の初めの日」
聖書によると、イエスキリストは金曜日に十字架にかけられ(いわゆる「
墓に葬られました(マタイ27章57–66節、
ローマ総督ピラトの許可で墓は大きな石でふさがれ、
ところが、三日目の朝(週の初めの日=日曜日の朝)、
墓は空になっており、イエスキリストのからだがありませんでした(
そして弟子たちは、
これがクリスチャンにとって決定的でした。
- 十字架=死の現実
- 空の墓=死を打ち破った証拠
- 復活したイエスキリストに会った命懸けの証言=「
本当に生きておられる主」
つまりイエスキリストが甦られた日曜日は、
「神が人類のために新しい命をスタートさせた週の初めの日」
と受け取られたのです。
だから初代クリスチャンたちは、「
これが日曜日の特別扱いの出発点です(使徒20章7節、
◉まとめ
- ユダヤ教:安息日は土曜(日没〜日没)。
創世記の創造を記念して休む日。 - キリスト教:主の日(=日曜)を「
復活を記念して礼拝のために集まる日」とした。
※ユダヤ教に詳しい研究者は、「ユダヤ教を信じていた多くの厳格なユダヤ教の信者の人たちが、
イエスキリストを信じて礼拝を土曜日から日曜日に変更したという事実を見ただけで 本当にイエスキリストが復活されたとしか言いようがない。」と断言しています。 
第2ステップ:「礼拝日」だった日曜日が「休みの日」になった流れ
最初のクリスチャンたちは、ローマ帝国の中で少数派でした。
だから最初は「日曜日は礼拝のために集まる日」ではあっても、
ふつうに仕事もあったのです。朝早くやから夜遅くまで。
ですから日曜日朝早くに集まって礼拝していたと言われています。
では、いつから公的な休みになっていくのか?
カギを握るのはローマ帝国です。
- 西暦313年ごろ:キリスト教が迫害されなくなる
ローマ皇帝コンスタンティヌス1世が「キリスト教を認める」(ミラノ勅令)ことで、キリスト教は“犯罪”ではなくなります。 もう捕まらずに礼拝できるようになりました。 - 西暦321年:日曜日がローマ帝国の「公的な休息日」になる
これが超・大事件です。
皇帝コンスタンティヌス1世が、帝国全体に向けて次のようなおふれを出しました。
「週のなかで“太陽の日”は裁判や公的業務を休みにしなさい。
この「太陽の日」というのはラテン語で“dies solis(ディエス・ソーリス)”、英語の「Sunday(
なぜ太陽?
ローマ世界では「太陽神・光」が尊ばれていて、
ここで重要なことはこれです:
日曜日が、国の制度として「休みの日」になったのは、
この決定によって、日曜日は「クリスチャンたちが礼拝する日」
第3ステップ:ローマ帝国から“世界の標準”になっていく
ローマ帝国は当時の巨大な中心でした。
政治・法律・文化・カレンダーの形まで、
そのローマ帝国が日曜日を公式の休日にしたことで、
- ヨーロッパの国々も「日曜日は礼拝と休息の日」
という考え方を引き継ぐ。 - キリスト教がヨーロッパ全体に広がるにつれて、
日曜日の休み文化もいっしょに広がる。 - ヨーロッパの国々がアメリカ大陸やアフリカ、アジアにまで進出・
植民・貿易を行うとき、行政・学校・ビジネスの「週のサイクル」 もいっしょに持ち込まれていく。
つまり、
キリスト教+ローマ法のカレンダーのセットが、世界の“
ということです。
たとえば、日本に入ってきた「日曜休み」「土日休み」
要するに、ただ「みんななんとなく休みたい日が日曜になった」
キリストの復活 → 初代教会の礼拝日 → ローマ皇帝の法律 → ヨーロッパ標準 → 世界標準
という一本の線でつながっています。
第4ステップ:なぜカレンダーで「日曜日が最初の曜日」になっているの?
多くのカレンダーを見ると、左端が「日曜日」、右端が「土曜日」
クリスチャンは、日曜日を「週の初めの日」と呼んでいました(
つまり彼らの感覚はこうです:
- 「日曜日」=新しい命のスタートの日(キリスト復活の日、
新しい希望のはじまり) - だから「週」のスタートも日曜日からはじめよう
あなたのカレンダーが「日」
日曜日=“赤い特別な日”という扱いは、「
第5ステップ:「土日休み」になったのはなぜ?
じゃあ今、私たちは多くの場合「土曜と日曜」
- ユダヤ教では「土曜日が安息日」。
- キリスト教文化では「日曜日が主の日」。
一方、産業革命以降の近代社会では、労働時間がとても長く、
その流れのなかで「週休2日」の考え方が広がっていきます。
- 土曜は休息・準備(半ドンや休日化していく)。
- 日曜は礼拝と完全休養。
この“土日セット”が、
なので「土日休み」は、宗教の歴史(安息日+主の日)と、
最終のとめ:「日曜日が休み」の秘密を一気にたどるとこうなります。
- イエス・キリストは十字架で死に、墓に葬られた。
墓は大きな石で封印され、兵士が番をした。 - それでも三日目(週の初めの日=日曜日)の朝、墓は空で、
弟子たちは復活のイエスに会ったと証言した。 - クリスチャンは「この復活の日こそ礼拝の日だ」として、
日曜日に集まるようになった。これが“主の日”。 - 西暦321年、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世が「
日曜日は休みにする」と帝国の制度にしてしまった。 ここで日曜日は公式の休日になった。 - ローマ帝国→ヨーロッパ→世界の近代国家と経済の仕組みへと、
その習慣とカレンダーが広がった。 - だから今も世界中の多くの国で「日曜日は特別な日」「
週のはじまり」として、カレンダーでは赤く印刷されたり、 休みの日として扱われたりしている。 - 現代の「土日休み」は、宗教的伝統(日曜は主の日、
土曜は安息日の影響)と、 働きすぎを減らす近代労働運動が合流した結果である。
つまり──
日曜日が休みで赤いのは、ただの慣習ではなく「イエス・
あなたの手元のカレンダーの赤い「日」という文字は、
2000年前の空っぽの墓と、弟子たちの「主は生きておられる!
これは偶然ではありません。
これはメッセージなんです。
日曜日の赤は休みの印ではなく
イエスキリストが「十字架で流された血潮の赤」なのです。

ですから
主は 今も 生きておられる のです。
ポルトガル語の『主は今生きておられる』と日本語訳
日本語訳
神はその愛する御子を遣わされ
赦すため 私を救うため
十字架で私の罪のために死なれた
しかしよみがえり 今も父とともに生きておられる
主が生きておられるから 明日を信じられる
主が生きておられるから 恐れはない
でも私はよく知っている 私は知っている
私のいのちは 生きておられるイエスの御手の中にある
そして ついにその時が来て
私が死に向き合う時も
恐れずに 私は勝利を得る
栄光のうちに 生きておられる我がイエスに会う
主が生きておられるから 明日を信じられる
主が生きておられるから 恐れはない
でも私はよく知っている 私は知っている
私のいのちは 生きておられるイエスの御手の中にある
『 主は今 生きておられる 』(日本語)


