前回に書いたブログは、
「お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい」でした。
その後篇としては、「うまれてうれしいな」 です。
掃除をしていて、気になる本やいろいろな手紙を見つけて、掃除をせずにそれらに心が奪われました。
今日も、掃除はできそうにありません。
いつも先延ばしです。
ほとほと自分自身が、先延ばしの天才だと思います。
物事を成し遂げる秘訣はなんですかと聞かれた達人の答えを思い出します。
即答でした・・・
物事を成し遂げる唯一の秘訣は・・・
「すぐやることです!」
おっしゃる通りでございます。
でも、それができないのです。
しかし、それができれば、すごいことですね。
また、前置きが長くなりそうなので、今回このブログで書きたいことを書きます。
掃除をしているときに見つけたのは、以前すごく感動して何度も何度も聴いたCDでした。
それは、以前に
重度身体障害者の方々の施設のメンバーとスタッフが歌う
コンサートに行ったときに無料でいただいたCDでした。
こんなことを書いたら本当に失礼で不謹慎なのは十分承知で、
あえて言わせていただきます。
歌は、決して上手ではありません。
また、綺麗な音楽でもないかもしれません。
でも、でも・・・・
重度の身体障害者子供や青年の方々の
『こころの叫び』(魂の叫び)の歌でした。
ブルーハーツの「青空」を、
メンバーの人たちが歌っているのを聴きました。
ブルーハーツの歌も私は好きです。
なぜなら、魂の叫びの歌だからです。
でも、この障害者の方々の
心の叫びの歌とスタッフの方々の演奏と伴奏的な歌は、
ブルーハーツをはるかに超えました。
何度聞いても、なぜか嬉しくて励まされて涙が出ます。
そして、そのCDの中には、
その施設のオリジナルの曲だと思うのですが、
オリジナルが2曲入っていました。
そのうちの一曲は・・・
『まほうのことば』という歌です。
その中で何回も繰り返される歌詞が・・・
「 くるしいとき 口に出してみる
“うまれてうれしいな” まほうのことば
目の前のあなたといっしょに 口に出してみる
“うまれてうれしいな” まほうのことば
くるしいとき 口に出してみる
“うまれてうれしいな” まほうのことば
ここにいるみんなといっしょに 口に出してみる
“うまれてうれしいな” まほうのことば・・・ 」
“うまれてうれしいな” “うまれてうれしいな”・・・
と繰り返されるこころの叫び、
そして、それが“まほうのことば”であるという歌詞に感動しました。
重度の障害を持ちながら、生まれて嬉しいな、生まれて嬉しいな・・・
と何度も心から喜びと嬉しさを表現し、
心からの叫び、魂の叫びを歌にしていました。
ここは、重度障害者(児)の人たちが通う作業所で、
昼になると頻繁にみんなで歌を歌っているということです。
スタッフは、
ギター・アコーディオンとコンゴなど演奏しながら
一緒にみんなで歌っているとのことです。
でも、正直最初に聞いたときは、めちゃくちゃだと思いました。
でも、しばらく聞いていると、
重度障害者(児)の人たちは、
歌というより必死で叫んでいます。
こころの叫びという表現がぴったりするすごい歌い方です。
でも、だんだん聞いているうちに
聞く者のこころに強力に訴えてくるのです。
そして、職員のふつうに歌っている歌とマッチして味のあるハーモニーをかもし出していました。
最初、めちゃくちゃと思っていた歌がどんどん感動する歌に変わっていました。
その時に、思いました。
その方がたは、けっして歌がうまくはありません。
どちらかというと、音程もずれたりします。
でも、こころで歌っているのです。
そして、最高の笑顔と喜びが爆発しているかのように歌っています。
私はクリスチャンです。
毎週、キリスト教会で賛美歌を賛美しています。
わたしの歌はどうでしょう。
神様を褒め称え、
感謝と喜びを賛美し神様にささげるために私が歌う歌はどのような歌なのでしょう。
歌がうまいかへたかではありません。
声が大きいか小さいかでもありません。
本当に、心から
神様を喜び、
神様に感謝し、
神様に栄光を帰する賛美ができているでしょうか。
心からの歌を歌えているのでしょうか。